暖房をつけていてもなんとなく寒いということがあります。お部屋の寒さの原因は、カーテンが窓の大きさよりも短いためかもしれません。この記事ではカーテンが短いと寒くなる理由・カーテンが短いときの対策・寒さ対策用カーテンの選び方などを解説します。

カーテンでしっかりと寒さ対策を行うためにお役立てください。

なぜカーテンが短いと寒くなるの?

カーテンにはプライバシーの確保のためだけではなく、寒さを防ぐための役割があります。寒さ対策のために防寒の仕組みを考えた上でカーテンを選ぶ必要があります。

暖気の約6割は窓から逃げる

冬場いくら暖房器具で暖房設定しても、カーテンが短いと暖気が隙間から逃げてしまいます。冬の暖房時の熱が窓などの開口部から逃げる割合は、全体の58%といわれています。窓周りで防寒対策をしていないと、多くの暖気が逃げてしまい、暖房していても寒いことになります。

参考:開口部からの熱の出入りは、どの位あるのですか?|一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会

カーテンが短いと起こるコールドドラフト

カーテンが短いとコールドドラフトという現象が起こります。コールドドラフトとは、部屋の中の暖かい空気が外気で冷えた窓で冷やされ、床まわりに降下し、広がる現象です。冷えた空気が足元に広がるため、暖房をつけていても足元が寒くなります。カーテンは窓よりも長めにして室内の空気が窓に触れるのを防ぐ必要があります。

寒さ対策用カーテン選びの4つのポイント

お部屋のカーテンを防寒性の高いものにすることで、手軽に寒さ対策ができ、光熱費節約などの効果も期待できます。寒さ対策用カーテンを選ぶ際のポイントを4つ紹介します。

1.カーテン生地

寒さ対策用のカーテン生地は、厚手で遮光性の高いものがおすすめです。厚手のカーテンはひだ部分に空気の層ができるため、窓で冷やされた空気が通りにくいです。遮光カーテンは高密度に織られていることが多く、冷気を通しにくいという性質があります。生地裏面にアクリル樹脂コーティング加工されているものも、暖気の流出と冷気の侵入を防いでくれます。

2.カーテンの丈・幅

寒さ対策用のカーテンの丈・幅は、窓より少し大きめにすることが大切です。販売店によっては1cm単位でサイズ指定が可能なので、お部屋の窓のサイズに合わせて選びましょう。隙間ができてしまうと冷えの原因となるため、冬用カーテンならば床につくくらいの長さにしてもよいでしょう。丈が長いと汚れやすくなるため、洗濯可能かなどお手入れのしやすさを事前に確認しておくことをおすすめします。

3.カーテンの色

寒さ対策のためにはカーテンの色選びも大切です。暖色系のカーテンを選ぶことで見た目から暖かさを感じましょう。寒色系カラーは体感温度を下げ、暖色系カラーは体感温度を上げる効果があると言われています。真っ赤やオレンジ色など、刺激的な色にすると落ちつけない可能性があるため、温もりを感じられる柔らかな色を選びましょう。

4.レースカーテンとの組み合わせ

レースカーテンを組み合わせて2枚カーテンを吊ることで防寒効果を高められます。窓とカーテンとの間にレースカーテンがあることで、2つの空気の層が生まれ、暖気の流出と冷気の侵入を防ぐ果が高まります。レースカーテン自体に断熱性・保温性の高いものを選ぶことで、大きな防寒効果が期待できます。

防寒効果を高める!カーテンの使い方のコツ

室内の保温効果を高め有効活用するために、今日からできる使い方のコツを紹介します。

昼は開け、夜は早めに閉める

昼間はカーテンを開けてなるべく暖かい日光を取り込みましょう。夜は早めにカーテンを閉め、暖まった空気が冷えるのを避けましょう。開けっぱなし・閉めっぱなしではせっかくのカーテンの保温効果を発揮できないので気をつけましょう。

玄関にもカーテンを付ける

窓以外で冷気が入り込みやすい玄関前にカーテンを設置することで、さらに冷えを防げます。賃貸のマンションなどではカーテンレールの取り付けが難しい場合もあります。つっぱり棒などを使えば手軽に取り付けられるのでおすすめです。カーテンの重さがつっぱり棒の耐荷重を超えないように、耐荷重にあったカーテンを選びましょう。

冬場のカーテンは結露に注意する

カーテンは窓周りの寒さ対策に欠かせませんが、断熱性が高いことで窓ガラスが結露しやすくなるという側面があります。結露でカーテンが濡れるとカビ・ダニの発生につながります。窓の水分をふきとる、吸水シートを貼るなどにより、カーテンを清潔に保つように心がけましょう。

使っているカーテンが短いときの4つの対策

使っているカーテンが短くて寒い場合はどうすればよいのでしょうか。4つの対策を紹介します。

1.布を継ぎ足す

カーテンが窓よりも短い場合は布を継ぎ足してカーテンの丈を伸ばしましょう。完成後に長すぎた、とならないように、最初にしっかり窓のサイズを採寸しましょう。裾に布を継ぎ足す場合は折り返し部分をほどいたうえで縫い合わせるときれいに仕上がります。

2.裾をほどいて長くする

カーテンの生地と同じ生地がない場合は、手間ですが、裾をほどいて長くすることをおすすめします。カーテンには通常8~10cm程度の折り返し部分があるため、折り返し部分を引き出し、少なめの折り返しを作り直しましょう。裾直しテープを使えば簡単に作り直せます。

3.窓に断熱シートやアルミシートを貼る

カーテンに手を加えるのが面倒な場合は、窓に断熱シート・アルミシートを貼るとよいでしょう。断熱シート・アルミシートはホームセンターなどで購入でき、自分で簡単に取りつけられます。窓ガラスの種類によっては断熱シートが熱を吸収することでガラスが割れてしまう(熱割れ)につながる場合があるので注意が必要です。

4.断熱ボードを使う

カーテンの丈不足を補うために断熱ボードを使う方法があります。断熱ボードとは、窓の前に設置することで寒さを防げるボードです。窓に触れ冷えた空気が床沿いに流れ込むことで発生するコールドドラフトを防ぐために、窓の下部に断熱ボードを設置するとよいでしょう。カーテンの長さを変えたり断熱シートを貼ったりなどに比べると設置・片付けが楽です。

防寒におすすめのカーテン3選

ララカーテンでは保温性に優れたカーテンを多数取り揃えています。寒い冬を暖かくおしゃれに過ごせるおすすめのカーテンを3つ紹介します。

<超遮光>無地風・保温効果も期待できる裏コーティング加工カーテン 【シャットCO YE】イエロー

裏地に4層構造のコーティング加工を施されたカーテンで、非常に高い遮光性・保温性があり、通常のカーテンよりも音を遮る遮音効果もあります。見た目にもあたたかい空間を演出してくれる優しい暖色系の黄色です。洗濯機で洗濯できるためお手入れもしやすいです。

<防炎・20色以上から選べる無地>遮光1級・遮熱・保温カーテン 【クライン SBE】サンドベージュ

高密度の織物構造で遮光1級だけでなく高い保温効果を備えたカーテンです。柔らかい色合いで様々なインテリアに合わせやすいのが魅力です。燃え広がりにくい防炎効果もあります。洗濯機で洗濯できるためお手入れもしやすいです。

<防炎・多機能>昼ミラー・遮熱・保温効果のあるストライプ柄レースカーテン【ヴィーヌ WH】ホワイト

高い保温性・遮熱性があり、冬だけでなく夏も活躍してくれるレースカーテンです。紫外線を80%以上カットし、さらに昼間外から部屋が見えにくい遮像ミラーなど、多機能さと手頃な価格を両立させました。ホワイト・ブルー・グリーンの3色展開で組み合わせるカーテンやお部屋の雰囲気に合わせて選べます。こちらも洗濯機でお洗濯できます。

まとめ

カーテンには暖気の流出と冷気の侵入を防ぐなどの機能があり、丈が短いとその効果を十分に発揮できません。自宅のカーテンが短い場合はしっかりとした対策を行う必要があります。冬用のカーテン選びは、生地・サイズ・色など寒さ対策にこだわって選ぶことが大切です。

ララカーテンは保温機能に加え、遮音効果や防炎機能など多機能なカーテンを手頃な価格で提供しています。オリジナルデザインのボイル・レースカーテンも豊富でお部屋をおしゃれかつ快適に彩ります。日本国内縫製で1cm単位で丈の指定も可能なので、自宅の窓にぴったりなカーテンをお探しでしたらぜひチェックしてみてください。

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