- Top >
- 特集(FEATURE)
- >
- カーテンの素材はどれがいい?それぞれの特徴・選ぶ際のポイントを機能とあわせて解説
- Top >
- 読みもの(COLUMN)
- >
- 読みもの(記事)
- >
- カーテンの素材はどれがいい?それぞれの特徴・選ぶ際のポイントを機能とあわせて解説
カーテンの素材はどれがいい?それぞれの特徴・選ぶ際のポイントを機能とあわせて解説
UPDATE :
2021/07/21(水)
カーテンを購入する際には、カーテンの素材について知るとよりライフスタイルや好みにあうカーテンを選ぶことができます。カーテンの素材は主に天然繊維(天然素材)・合成繊維の2種類があります。この記事では、カーテンを購入したい人に向けてカーテンの素材と選ぶ際のポイント、素材と一緒に注目したい機能、最近の人気素材について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
カーテンの素材の種類
カーテンの素材は合成繊維と天然繊維の大きく2種類に分けられます。素材ごとの特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説します。カーテンの素材1.合成繊維・再生繊維
合成繊維は、石油などを原料として人工的に合成した繊維です。比較的リーズナブルでシワになりにくく、丈夫な点がメリットです。また、防水・UVカット・遮光などさまざまな機能を付加できる点も魅力です。 再生繊維は植物系と化学系の2種類があります。植物系は、木材パルプや綿などの天然素材を再生して作られます。化学系は、使用済みのペットボトルから作られる再生繊維で、環境に優しい点が魅力です。ここではカーテンでおもに使用される、合成繊維のなかからポリエステル・ナイロン・アクリルについて、また、植物系の再生繊維であるレーヨンについて解説します。ポリエステル
ポリエステルは石油・石炭・天然ガスなどから化学的に製造した繊維で、カーテン生地として主流の素材です。ナイロンの次に強度があり、縮みにくく、圧倒的な耐久性があります。比較的リーズナブルでシワになりにくく、カビ・虫・熱に強い素材です。熱を加えることによって形が変わる特徴を生かした「形状記憶加工」が可能です。デメリットは静電気が起きやすく、毛玉ができやすい点です。アクリル
アクリルは石油を原料とした合成繊維です。ふっくらと柔らかく、ウールに近い風合いです。軽くて暖かく、シワになりにくい素材です。薬品・虫・日光に強く、洗濯してもウールのように縮んだり型崩れを起こすことがありません。デメリットは吸水性・吸湿性が低く、毛玉がおきやすく、静電気が起きやすいといった点があります。ナイロン
ナイロンは石油を原料に作られる合成繊維です。弾力性が高く、伸び縮みや型崩れが起きにくいのがメリットです。カビ・虫に強く、染色しやすいという特徴もあります。短所は静電気が発生しやすく、熱に弱い点です。日光に当たると黄変するのも注意点です。レーヨン
レーヨンは、木材パルプから作られる合成繊維で、ビスコースレーヨンとも呼ばれています。シルクの代用品として開発されたことから、光沢感やなめらかな手触りが特徴です。吸湿性・吸水性に優れ、染色性のよさがあります。ただし、カーテンとして吊っていると素材が伸びやすく、水に弱いためお手入れに注意が必要です。カーテンの素材2.天然素材
天然素材は自然界にある素材を使って作られた繊維です。植物や動物の毛を利用して、古代から使われてきました。日差しの透け感を楽しむことができ、優しい質感や肌触りが魅力で、木材のインテリアとの相性がよく、部屋を柔らかく、温かい印象にまとめられます。夏は風通しがよく、冬は暖かいという機能面も魅力です。ここでは天然素材のコットン・リネン・ウール・シルクの特徴を解説します。コットン(綿)
コットンは綿から作られた素材で、優しい風合いと柔らかい肌触りが特徴です。優れた吸水性を持ち、熱に強く丈夫で通気性・保湿性があるため、季節を問わず使えます。染色性に優れており、カラーバリエーションが豊富です。染まりやすい反面、シミになりやすかったり、洗濯などの摩擦による毛羽立ちが生じやすかったりします。リネン(麻)
リネンは麻の一種であるフラックスを原料とする素材で、さらりとした上質な肌触りが特徴です。耐久性はコットンの2倍ともいわれるほど丈夫で、使い込むほどに柔らかくなじみます。また、吸湿性・速乾性・抗菌性が高いことも魅力です。ただし、シワになりやすく、水分量の変化で生地が伸び縮みするため、洗濯する際に注意が必要です。ウール(羊毛)
ウールは羊毛から作られる素材で、温かみのある見た目が特徴です。カーペットではよく使われますが、カーテンでは稀で、厚地カーテンに使われます。保湿性・吸湿性・伸縮性に優れ、汚れがつきにくい素材です。色落ちが少なく、シワになりにくい素材です。しかし、虫に食われやすく、洗濯すると縮んだり硬くなったりする点がデメリットです。シルク(絹)
シルクは蚕の繭から採取して作られる天然素材で、上品な光沢が特徴です。一般のカーテンに使用されることは少なく、高級ホテルなどで贅沢品として用いられます。なめらかな手触りや、発色の美しさが魅力です。摩擦に弱くデリケートな素材で、虫・カビに弱く、太陽光で黄ばみやすいことから、取り扱いに注意が必要です。カーテンの素材を選ぶポイント
どの素材もメリットとデメリットがあるため、重視したいことの優先順位をつけることをおすすめします。見た目や肌触り、価格、機能性、お手入れのしやすさなど優先度を考慮して選びましょう。 合成繊維は機能が豊富で、比較的リーズナブルですが、繊維によっては静電気が起きることで埃がつきやすい、摩擦が発生しやすい、色あせがしやすい場合があります。 天然素材は天然繊維ならではの風合いと埃がつきにくいというメリットがあるものの、洗濯すると縮んだり、シワになったりします。カーテンで素材の他に注目したい機能
カーテンに使われる素材にはさまざまな機能があります。カーテンを選ぶ際は場所や目的を考慮して適した機能のカーテンを選ぶことでより満足度の高い商品を選ぶことができます。ウォッシャブル
家庭用洗濯機で丸ごと洗うことができるカーテンです。洗濯試験を行い、伸縮、色あせ、シワなど外観に問題がないカーテンに表示されます。ほかに手洗いの商品、洗濯不可の商品があります。ウォッシャブルではない商品は特に縮みや変色が起きたり、傷んだりすることがあるため注意しましょう。耐久性のあるポリエステルのカーテンはウォッシャブルであることが多く、伸び縮みしやすい天然素材のカーテンはウォッシャブル不可商品が大半となります。 ●ウォッシャブルカーテンの詳しい洗い方は >こちらの動画もチェック遮光
外からの光を遮断し、部屋を暗くすることができるカーテンです。夜間はお部屋の明かり漏れを軽減することもできます。遮光性が高い順に1級~3級があり、1級は遮光率99.99%以上で、人の顔や表情が判別できないレベルの暗さです。2~3級になると、人の顔や表情が判別できるレベルです。黒い糸を織り込んだり濃い色に染めたりすることで遮光効果を出すことができます。同じ等級でも、選ぶ生地の色が薄いほど明るく感じます。 ●遮光カーテンについて詳しく知る >こちらから遮熱
太陽光による熱を遮断・反射する機能です。熱の出入りを防ぎ、冷暖房の設定温度を抑えることで光熱費の節約につながります。遮熱ドレープカーテンは高密度に繊維を織り込んで厚みを持たせたり、特殊なコーティングが施されていたりすることで効果を発揮します。そのため一部厚手の生地ではカーテンがごわつく場合があります。遮熱レースカーテンは遮熱効果のある糸を使用したり、生地の裏面の光沢で反射したりすることで効果が生まれます。機能性を付加しやすいポリエステルの商品がほとんどです。 ・生地裏の光沢や密度で遮熱するボイル・レースカーテンは >こちらから ・特殊な糸で遮熱するボイル・レースカーテンは >こちらから ・ドレープ(厚地)遮熱カーテンは >こちらから遮像・ミラー
外からの視線を遮り、プライバシーを守るレース・ボイルカーテンです。ポリエステルの光沢による反射や、特殊な形状の糸によりすりガラスのような効果で外からの視線を遮ります。特殊形状の糸をつくることができるのもポリエステルの特徴の一つです。 ・昼も夜も24時間遮像ミラーのボイル・レースカーテンは >こちらから ・昼のみ遮像ミラーのボイル・レースカーテンは >こちらから人気は天然素材ライクなポリエステルカーテン
人気のカーテンは。天然素材のような風合いのポリエステルを使ったカーテンです。不規則に太さが異なる糸やランダムに染まる生地などナチュラルな雰囲気をポリエステルで表現することができるようになり、さらに遮光や遮熱など機能性が充実しているため、ポリエステル製の風合いのあるカーテンに人気が集まっています。 ポリエステルの中に少し天然素材を混ぜることで、ポリエステルの機能性と天然素材の風合いの良さを両立させたカーテンや、緯糸に天然素材を使い経糸にポリエステルを使うことで寸法安定性を保ちながら天然素材の素材感のあるカーテンも人気があります。素材別おすすめカーテン4選
ポリエステル100%・ざっくり風合いの遮光3級カーテン【フォルテ IV】アイボリー
不規則に染まる糸を使いナチュラルな風合いを出したポリエステル100%の遮光カーテン。ウォッシャブルなので、汚れてもすぐにおうちで洗うことができます。汚れが目立つことが心配な明るい色でも安心です。リネン(麻)100%ならではの風合い。無地カーテン【アサイロ WH】ホワイト
リネン100%、さらっとした手触りの無地カーテンです。天然素材ならではの風合いが魅力です。色名はホワイトですが、生成りに近い色です。「アサイロ」はサンドベージュ、ブラウン、オリーブグリーンなど色展開も豊富です。ポリエステル100%で洗える・防炎シアーカーテン【ボイル シーアン BE】ベージュ
太い部分と細い部分が不規則にあらわれる意匠糸を使い、ナチュラルな素材感を出した透け感のある無地ボイルカーテンです。少し色がついていて、優しい雰囲気を引き立てます。ポリエステル100%で防炎付き、おうちで洗えるウォッシャブルです。ポリエステルにコットンミックスで風合いと機能性を両立。ミラーレースカーテン【ナチュラ コットンミックス IV】アイボリー
綿と麻を少し混ぜることでポリエステルには難しいナチュラル感を実現したレースカーテン。ポリエステルを多く使うことで、生地裏に光沢があり、昼間遮像ミラー効果や遮熱効果を発揮。おうちで洗えるウォッシャブルです。まとめ
カーテンの素材は、主に合成繊維(合成繊維)、天然繊維の2種類です。素材ごとにメリットとデメリットがあり、選ぶ際には素材に加えて機能に注目することも大切です。価格や特徴、必要な機能、手入れのしやすさを比較して、自分に最適なカーテンを選びましょう。 「ララカーテン」は、ROKUをはじめとしたオリジナルデザインボイル・レースカーテンを取り扱うカーテン専門店です。カーテンの縫製は日本国内で行い、幅は5㎝・丈1cm単位で指定することができます。既製品にはないサイズを選ぶことができ、「思ったよりも安い」と評判です。ぜひお気に入りのカーテンを見つけてみてくださいね。 >カーテンの購入はこちら特集(FEATURE)の最新記事
-
CATEGORY : 読みもの(COLUMN)UPDATE : 2023/07/28
-
CATEGORY : 特集(FEATURE)UPDATE : 2023/07/10
-
CATEGORY : 読みもの(COLUMN)UPDATE : 2023/06/27
-
CATEGORY : 特集(FEATURE)UPDATE : 2023/06/20