カーテンは中央から開閉する両開きスタイルが一般的ですが、1枚のカーテンで左右のどちらかから片側に寄せる片開きが適している場合もあります。本記事では片開きのメリットとデメリット、片開きが適しているケースや導入時の注意点などについて解説します。片開きと両開き、ご自宅のカーテンの開き方をどちらにするか迷っている方はぜひ参考にしてください。

片開きカーテン・両開きカーテンの違い

片開きのカーテンは両開きとはどのような点が違うのでしょうか。それぞれの特徴をふまえて具体的に解説します。
写真は厚地カーテンは片開き、レースカーテンは両開きで仕上げた例

・両開きカーテンの特徴

両開きカーテンは、1つの窓に2枚以上のカーテンを使うスタイルです。カーテンを開けるときは真ん中から開け、左右に寄せます。窓の開閉や出入りが頻繁にある場合には両開きカーテンが便利です。両開きのカーテンを購入する際は、販売店によって異なりますが、カーテンの幅の2分の1の長さのカーテンを2枚注文する場合や、カーテンの幅のサイズに「両開き」と指示して注文する場合があります。

・片開きカーテンの特徴

片開きカーテンは、1つの窓にカーテンを1枚だけ使う方法です。片開きの場合カーテンを開けるときは左右のどちらかから開き、片側に寄せます。購入するのは窓のサイズにあわせて採寸・計算したカーテン1枚です。カーテンは両開きで使うことが一般的ですが、片開きならではのメリットもあります。

片開きカーテンを使うメリット・デメリット

カーテンを片開きにするか両開きにするかを検討する上でおさえておきたい、片開きカーテンのメリット・デメリットについて解説します。

・メリット

片開きカーテンのメリットは中央に隙間ができない、という点です。これはプライバシーの確保や遮光・保温・遮熱効果につながります。隙間がないためカーテンのデザインが切れることなく楽しむことができ※、カーテンを閉じているときの見た目もスタイリッシュです。 ※幅の広いカーテンで生地に継ぎ目ができる場合は、柄を合わせる場合と合わせない場合があるので確認が必要です。 また、カーテンのサイズによっては、両開き用に2枚のカーテンを購入するよりも、片開きで1枚だけ購入したほうが、価格を抑えられる場合があります。

・デメリット

片開きカーテンのデメリットは、中央から開け閉めできないため、窓の鍵が中央にある場合、開閉がやや不便になることです。特に窓のサイズが大きい場合は、両開きがおすすめです。また、カーテンを開ける際は片側にカーテンを寄せるため、見た目の印象がアンバランスになりがちなのも場合によってはデメリットになります。

片開きカーテンが適しているケース

具体的には、どのようなケースが片開きに適しているのでしょうか。5つのシチュエーション別に解説します。

・窓が小さい

サイズが小さい窓は、窓からの出入りはほとんどないので片開きカーテンの「窓の開閉が不便」というデメリットを気にする必要はありません。むしろ、小窓で両開きカーテンにすると、カーテンを閉めたときに柄がずれて見えたり、開けているときのカーテンのもたつきが気になったりします。片開きにすることですっきりとした印象に仕上がるでしょう。

・窓が出窓

開閉のできない出窓やはめ殺し窓(フィックス窓)なども出入りがないため、窓が小さい場合と同様、片開きのカーテンに適しています。ただし、幅サイズが大きい出窓や開閉のできる出窓では、片開きだと操作性が悪くなるため、両開きが適しているケースもあります。窓のサイズやカーテンの開閉の頻度などをふまえて検討することをおすすめします。

・遮光性を重視したい

「カーテンの遮光性を重視したい」「カーテンを閉じたときの重なり部分から光漏れが気になる」という場合も、隙間ができにくい片開きカーテンがおすすめです。遮光等級の高いカーテンを選ぶと、より遮光効果を高められます。※継ぎ目ができる大きさの場合には、継ぎ目部分から少し光が漏れて見える場合があります。 特に寝室など、電気を消している時間帯に暗くしたいお部屋は片開きが適しています。一方、自然光を取り入れたかったり、開けている時間が長いリビングは両開きにするなど、お部屋の用途にあわせて選ぶのもよいでしょう。

・カーテンのデザインを楽しみたい

片開きカーテンは1枚に仕立てるため、カーテンのデザインを活かしたインテリアにしたい場合にもおすすめです。大きめの柄や全体で1つの柄になっているデザインも、片開きなら切れ目なく楽しめます。特に、あまり窓を開けないのであれば、お気に入りのデザインのカーテンを、片開きで取り入れるとよいでしょう。※生地をつなぐ必要があるサイズの場合、商品や販売店によっては柄を合わせない場合があるため事前にご確認ください。 無地のカーテンは、デザインへの影響がないため、利便性重視で両開きか片開きを検討するのがおすすめです。

・隙間から室内が見えるのを防ぎたい

道路に面している部屋など、プライバシー確保を重視する場所でも片開きが選択肢の一つです。両開きを閉じていたつもりでうっかりできてしまったすき間からシルエットが見えてしまった…ということがありません。 「昼間、洗濯物を干すなどの出入りがあって、窓の開閉が多いけれど、夜間は電気をつけていると、隙間から室内が見えるのではないかと気になる」といった場合は、レースカーテンだけ両開きにして、昼間は開けているドレープカーテンは片開きにするのも一つのアイデアです。

カーテンを片開きにする際の注意点

自宅に片開きカーテンを導入するときに注意すべきポイントを2つ、解説します。

・レールの種類

カーテンレールが片開きに対応しているかをチェックしましょう。レールの種類によっては、写真のようにレールを固定する部品(ブラケット)が中央についています。このブラケットの種類によってはカーテンの開閉が妨げられて片開きにできないため、注意が必要です。 また、右端・左端のランナー(カーテンをひっかける部分)が固定されているレールもあります。この場合は、固定ランナーは使わないなど工夫が必要です。

・窓からの出入り

カーテンの設置は、窓の構造や出入りの頻度、生活動線にあわせることが大切です。窓からの出入りがある場合は、片開きカーテンが動線の妨げにならないかを確認しましょう。カーテンを開ける際、出入りの多い側に寄せると、カーテンが邪魔で出入りしにくかったり、摩擦が汚れの原因になったりします。また、窓の鍵の位置も、カーテンをどちらに寄せるか、またはどちらから開けるかに影響します。

片開きにおすすめカーテン4選

ララカーテンの豊富なラインナップの中から、片開き使いにおすすめの窓とカーテンを4つご紹介します。

・太いストライプ柄のシアーカーテン【ボイル ラフセイ BL】ブルー

ララカーテンだけで販売している、オリジナルデザインのシアーカーテンです。太いストライプを繰り返して表現した、大胆なパターンのデザインです。アートのような印象的なデザインを生かしたいときや、写真のような出入りのない窓では特に片開きがおすすめです。

・印象的な六角形デザインプリントシアーカーテン【ボイルROKU<ロク>BK】ブラック

透け感のある生地に印象的な六角形デザインをプリントしたシアーカーテン。濃淡の違う、大きさ約30㎝の六角形を並べた大きなデザインです。変な部分で柄が途切れないようにしたいときは片開きで仕上げます。写真では左側の窓と右側の窓それぞれ1枚ずつ、片開きのカーテンで仕上げています。カーテンを開けるときには左側の窓は左側に、右側のカーテンは右側の壁側にまとめておきます。出入りがある大きな窓で操作性を考慮した事例です。

・レースモチーフで描いた大きなダイヤ柄の超遮光カーテン【ロンドCO BE】ベージュ

裏面のコーティング加工により一般的なカーテンより遮光・保温効果に優れたカーテンです。隙間を作らない片開きで仕上げることで遮光・保温効果をより高めることができます。また、ララカーテンでは生地をつなぐときに柄をあわせて縫製するので、変な部分で柄が途切れることがないという点でも片開きはおすすめです。ただし、生地が厚手で重量があるので大きな窓の場合にはレールの耐荷重の確認が必要です。

・<防炎・遮光1級・省エネ>リーズナブルな無地カーテン 【クライン LFGN】リーフグリーン

遮光1級・遮熱・保温効果のある無地防炎カーテン。こちらもより省エネ効果・遮光効果を高めたいときには片開きがおすすめです。ララカーテンの中ではリーズナブルな価格もおすすめポイントです。サイズによっては片開きにすることで費用を抑えることができます(例:仕上がり幅240㎝×丈200㎝の場合、両開き(幅120㎝×丈200㎝×2枚)11,550円、片開き(幅240㎝×丈200㎝×1枚)9,625円)。形状記憶加工つきで幅の広いカーテンでもすっきりたたむことができます。

まとめ

カーテンは一般的に両開きが主流ですが、片開きは1枚仕立てならではの、さまざまなメリットがあります。窓の構造や開閉の頻度、重視したい点にあわせて、片開きと両開きのどちらが適しているかを検討しましょう。本記事で紹介した片開きのメリットやデメリット、導入時の注意点も、ぜひ参考にしてください。 ララカーテンは、色・柄・デザイン豊富なカーテンを、お手頃な価格で提供しています。ROKUをはじめ、オリジナルデザインのボイル・レースカーテンも、幅広く展開しています。国内縫製にこだわり、丈の指定も1cm単位で可能で、両開き・片開きどちらにも適したカーテンが揃っています。ぜひチェックしてください。 カーテンの購入はこちら

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