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カーテンは床から何cmが正解?窓タイプ別の基準や正しい測り方・長さの調整方法を解説
カーテンはインテリアの雰囲気を左右するアイテムのひとつです。今回は、SNS映えするようなおしゃれなお部屋づくりを目指す人に、窓のタイプ別の最適な長さや正しい測り方などを紹介します。模様替えや引っ越し、初めての一人暮らしなどのお部屋づくりに、ぜひお役立てください。
目次
カーテンの測り方
カーテンの最適な丈の長さとは
カーテンの最適な長さは窓の種類によって異なります。掃き出し窓につける場合は、床から1~2cmほど浮かした丈の長さが一般的です。腰高窓の場合は、カーテンの方が窓よりも15~20cmほど下に長くなるようにします。ドレープカーテンとレースカーテンどちらも使用する場合は、レースカーテンをドレープカーテンから1~2cm短くします。
掃き出し窓で裾を少し短く仕上げるメリット
掃き出し窓のカーテンを床から浮かせた長さにすると、次のようなメリットがあります。
・カーテンにホコリや汚れがつきにくい ・汚れがつきにくいことで生地の傷みを防ぐ ・掃除がしやすい
カーテンを床から離すと、カーテンが床のホコリをまきあげることもなく、掃除がしやすいというメリットがあります。また、床とカーテンが擦れる心配もないため、生地の傷みやほつれも防げます。
掃き出し窓で裾を少し短く仕上げるデメリット
掃き出し窓のカーテンを床から浮かせた長さにした場合、デメリットもあります。
・冬場に冷気が入り込む ・室内の空気が逃げる
カーテンを床から離した場合は隙間をつくることになるため、特に冬場はその隙間から冷気が入りやすいというデメリットがあります。室内の空気も同様で、冬場は室内の暖かい空気が、夏場は室内の冷やした空気が逃げてしまうのを、完全には遮断できなくなります。
床にあえて垂らす「ブレイクスタイル」とは
欧米ではあえて床に長く垂らす「ブレイクスタイル」も一般的です。ブレイクスタイルは、冬の寒さが厳しい欧米において防寒性に優れ、大きな窓に対する高い装飾性が特徴です。また、天然素材のカーテンなど伸縮しやすいカーテンにも向いている吊り方です。
ただし、カーテンの床に垂れた部分にはホコリや汚れが溜まりやすいため、湿度が高い日本ではダニが増殖しやすくなります。ブレイクスタイルでおしゃれな窓辺を楽しむ場合には、こまめにメンテナンスを行いましょう。
カーテンの長さ(丈)の失敗例
カーテンの購入で後悔するケースの多くはサイズの失敗によるものです。ここではカーテンの丈に関する失敗例を2つ紹介します。
レースカーテンがドレープカーテンの裾からはみ出る
「レースカーテンとドレープカーテンは長さを変える」というのは盲点になりがちです。レースカーテンをドレープカーテンと同じ長さにすると、ドレープカーテンの裾からレースが見えてしまい、不格好になります。ただし、短すぎると冷気の侵入を防げなくなるため注意しましょう。
今あるカーテンの長さを測ってしまった
カーテンレールの位置が違うと、窓のサイズに対する必要なカーテンの大きさが変わります。特に引越しの場合に「今の窓の大きさが前の家と同じだから大丈夫」と安心するのは禁物です。今あるカーテンと同じ長さのものを注文しても、失敗することがあります。また、カーテンはカーテンレールの長さを基準にサイズが決まるため、カーテンの端から端までのサイズを測ると大きさの異なるカーテンが仕上がってしまうため注意が必要です。
カーテンの長さの正しい測り方
カーテンの長さを正しく測るポイントは、測る位置です。ここでは正しい測り方を解説します。
カーテンレールランナーを基準にする
カーテンの長さ(丈)を決めるための基本の測定方法は3ステップです。
1.カーテンレールランナー(カーテンを引っ掛ける輪っか)の下から測る 2.カーテンレールランナーから床までの長さを垂直に測る 3.床から離す長さ分をマイナスする
カーテンの長さを決める場合にしてはいけないのが「窓の大きさを測ること」と「床から浮かせる長さを目分量で決めること」「元々のカーテンの端から端までのサイズを測ること」です。カーテンレールのランナーから、掃き出し窓の場合は床まで、腰高窓の場合は窓枠の下のまでの長さを測り、その数値から加減したサイズを注文しましょう。加減する長さは後ほどご紹介します。
カーテンの長さを測る際の注意点
カーテンの長さを測る際の3つの注意点を解説します。
短くなるのは避ける
カーテンが長い場合は、裾上げする方法がいくつかありますが、短すぎるカーテンは手の打ちようがありません。カーテンが短すぎると、カーテンの下から窓がはみ出して見えたり、外の光が入ってきたり、保温性が落ちたりします。見た目も機能性も台無しになってしまいます。
家具の配置もイメージする
腰高窓に取り付けるカーテンの場合は、窓のまわりに置く家具の配置も考えましょう。窓の下に机や棚、ベッドなどの家具を置く場合に、カーテンの長さによっては家具に被ってしまいます。特にベッドの頭の位置や勉強机は影響があるため、ある程度家具の配置や向きを想定しておきましょう。
窓の種類でカーテンの長さの目安は変わる
カーテンの長さの決め方は、窓の種類によって変わります。どのような窓でも、長さを測るスタート位置は「カーテンレールランナー」です。ただし、窓の種類によってカーテンの最適な長さの目安が違うため、それぞれに合わせた長さで設定しましょう。
窓タイプ別のカーテンの長さ(丈)の目安
窓タイプは大きく分けて4つです。それぞれのカーテンの長さの目安を解説します。
床まで掃き出し窓のカーテンの長さ
カーテンの長さの目安:カーテンレールランナーから床までの長さ-1~2cm
ドレープカーテンとレースカーテンを併用する場合は、ドレープカーテンは上記の目安の長さで、レースカーテンはさらに1cm短くします。例えば、カーテンレールランナーから床までの高さが220cmだった場合、ドレープカーテンは218~219cm、レースカーテンは216~217cmになります。
床から立ち上げのある掃き出し窓のカーテンの長さ
床から数cmの立ち上げのある掃き出し窓の場合は、カーテンの長さを窓枠の大きさに合わせるか、床まで伸ばすかを決めます。床までカーテンを伸ばすと、窓が大きく見えるメリットがあります。カーテンレールランナーから窓枠の下までが200cm、床までが220cmの高さの場合の目安は、以下のとおりです。
1.窓枠の下に合わせた場合:ドレープカーテンが198~199cm、レースカーテンが196~197cm
2.床まで伸ばした場合:ドレープカーテンが218~219cm、レースカーテンが216~217cm
腰高窓のカーテンの長さ
窓枠の外側につける場合:カーテンレールランナーから窓下までの高さ+15~20cm
窓枠の内側につける場合:カーテンレールランナーから窓の底面までの高-1~2cm
腰高窓については、カーテンレールが窓枠の外側と内側では、カーテンの長さの目安が変わります。ドレープカーテンを窓枠の外側、レースカーテンを窓枠の内側にする場合は、それぞれに合わせた長さを測りましょう。
出窓のカーテンの長さ
窓枠の外側につける場合:カーテンレールランナーから窓下までの高さ+15~20cm
窓枠の内側につける場合:カーテンレールランナーから出窓のカウンター天板までの長さ-1~2cm
出窓のカーテンの長さの決め方は腰高窓に似ていますが、内側につける場合は、天板までの長さを測って決めます。
カーテンの長さの調整方法
カーテンの長さは、多少の誤差であれば調整する方法があります。購入したカーテンの長さで失敗したとしても、まずは以下の方法を試してみましょう。
アジャスターフックで長さを調整できる
アジャスターフックは、カーテンにとりつけて、カーテンレールの輪っかに引っ掛けるための部品です。上下にずらすことができるため、1~4cm程度の誤差であれば、カーテンの長さを長くも短くも調整できます。
【長い場合】タッセルや安全ピンでとめる
カーテンが長いものの、床におしゃれに垂らすほどの長さがない場合は、ふわりとブラウジングしてタッセルで留めれば、動きのあるおしゃれな雰囲気になります。応急処置として、裾を折り曲げて安全ピンでとめる方法もあります。
【長い場合】裾直しテープを使う
手芸用の裾直しテープを使う方法です。裾を折り曲げ、テープをしっかりとアイロンで固定しましょう。ただしレースカーテンの場合は、折り曲げて固定した部分が透けて不格好に見えてしまう場合があります。
【短い場合】裾上げをやり直す
カーテンの裾部分の折り返しをほどき、布を出す方法です。カーテンの裾は10cmほど折り返して裾上げされているため、その分を長くすることができます。長すぎる場合は、適当な長さで裾上げテープを使えば調整可能です。
【短い場合】マクラメを付け足す
マクラメは、レースカーテンの裾に縫いつけるアクセサリーで、古くから愛用されています。裾につけることで長さを出せるだけではなく、細かなデザインのレースがカーテンをゴージャスな雰囲気にしてくれます。
まとめ
カーテンは、掃き出し窓の場合は床から1~2cm浮かせた長さが、腰高窓の場合は窓下から+15~20cmの長さが最適です。長さはカーテンレールランナー下から垂直に測ります。カーテンは、お部屋全体の雰囲気を演出してくれるアイテムです。
ララカーテンは、「ROKU」をはじめとしたオリジナルデザインボイル・レースカーテンが「思ったよりも安い」と人気のカーテン専門店です。日本国内縫製で、既製品にはないサイズでも丈1cm単位で指定できます。ぴったりサイズのカーテン選びに、ぜひご利用ください。
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