洋室にはカーテン、和室には障子と考えられがちですが、カーテンは和室にもおすすめです。和室にカーテンをつけると、デザインとしてだけではなく、機能的なメリットもあります。この記事では、和室やリビングをおしゃれにしたいと考えている人、和室のカーテンをお探しの人、新築を計画中の人に、和室に合うカーテンの選び方やおすすめのカーテンを紹介します。

和室にカーテンでも問題なし

カーテン=洋室につけるものと決まっているわけではありません。色や柄の選び方を工夫すると和室につけても洗練されたインテリアに仕上がります。

「和モダン」でおしゃれな雰囲気

根強く人気のある「和モダン」テイスト。和モダンとは「わび」「さび」という日本の伝統的な和の要素と、現代的な洋の要素を組み合わせたスタイリッシュな雰囲気を指します。

和モダンはインテリアコーディネートにも取り入れられ、和と洋の比率を変えることで好みの雰囲気を楽しむことができます。

北欧柄とも相性が良い

和室のカーテンで相性の良いデザインとして、北欧柄が挙げられます。丸みがあるデザインで、自然との調和を感じさせる北欧柄は、日本の伝統的な「和」と通じるものがあります。北欧柄を取り入れるとお部屋に統一感が生まれ、シンプルなつくりの和室のアクセントになります。

和室にカーテンをつけるメリット

和室にカーテンをつけることで、機能面でのメリットも得られます。ここでは4つのメリットを解説します。

遮光効果がある

遮光カーテンを使えば、光を遮断することにより暗さを保ち、朝日で早く目覚めてしまうことを解消できます。家が道路に面している場合、夜に人影が透けて見えるのを防ぎ、プライバシーを守る役目もあります。外から見られるのを気にせずに過ごしたいという方におすすめです。

快適な温度を保つ

カーテンにより冬は外からの冷気を遮断し、夏は冷房で冷えた空気を室外に逃さず、快適な温度が保つことができます。また、真夏に熱気が室内に入るのを防ぐ効果があります。障子が主に使われていた時代と違い、地球温暖化により気温が上がっている近年では、窓周辺の遮熱性が重要です。カーテンをつけることにより室内の温度を保つことに加え、省エネ効果も期待できます。

畳の劣化を防ぐ

畳は年数を重ねるにつれて、変色などの劣化を生じます。畳はイ草という植物で作られていますが、イ草は紫外線で変色したり、日焼けにより色が褪せたりします。遮光効果やUVカット効果のあるカーテンを使用することで、変色や色褪せといった劣化を抑えることができるため、畳を長く使い続けられます。

メンテナンスが楽になる

障子の場合は枠のホコリなど、頻繁に掃除が必要になったり、紙が変色したり破れたりと、見た目が悪くなりやすく、張り替えなどのお手入れの頻度が高くなります。カーテンにすることで張り替えの手間がなくなり、メンテナンスが楽になるというメリットがあります。

和室に合うカーテンとは

和室にはどのようなカーテンが合うのでしょうか。以下で具体的なカーテンの色や柄の解説をします。

和室に合うカーテンの色

和室に合うカーテンの色は、ナチュラルカラー、アースカラー、日本の伝統色などが挙げられます。

ナチュラルカラー・アースカラー

和室には木や竹、イ草など自然由来の素材が多く使われています。そのため、ベージュ、グリーン、ブラウンなど植物系の色が適しています。自然や植物をイメージしやすい色を取り入れると、ナチュラルにまとめることできるでしょう。

日本の伝統色

濃いめの色を使いたい場合には、日本の伝統色がおすすめです。伝統色とは、四季や動物、染織物、版画、陶芸といった伝統的な文化にちなみ、日本の歴史の中で親しまれてきた色です。たとえば、和名を持つ色として藍色、若竹色、うぐいす色などがあります。おもむきのある色が和室を彩ってくれるでしょう。

和室に合うカーテンの柄

和室に合うカーテンの柄は、植物柄、北欧柄、和柄が挙げられます。以下で詳しく解説します。

植物柄

和室のカーテンには、自然をイメージさせる植物柄がおすすめです。派手すぎず、柔らかい印象を保つことができ、和室の落ち着いた雰囲気によく合います。

北欧柄

前述のとおり、北欧柄は自然との調和をテーマとしているため、和室とよく合います。曲線を用いた丸みのあるデザインも多く、直線的な和室のアクセントにもなるでしょう。フレッシュで明るい印象があり、部屋の雰囲気も変わります。

和柄

カーテンを個性的な柄物にしたい場合には、和柄がおすすめです。和柄を基調としたものであればコーディネートもしやすくなるでしょう。植物(桜、菊、椿、イチョウ、松の葉)や、幾何学模様(縞模様、小紋)などがあります。

カーテンの主な繊維と和室での選び方

カーテンに使われる素材は大きく分けると天然繊維(綿・麻)、合成繊維(ポリエステルやアクリルなど)の2種類があります。カーテンの素材と和室との相性・注意方法について説明します。

合成繊維(ポリエステル)

ポリエステルは、合成繊維の中でもカーテンとして主流の素材です。縮みにくく、適度な強度があります。熱を加えることによって形が変わる特徴を生かした「形状記憶加工」が可能で、すっきりした見た目が和室に似合います。遮光やUVカットなど機能性を有した商品や、綿や麻の風合いを再現したものもあるので、好みのデザインや機能から選ぶことができます。短所は静電気が起きやすい点です。

天然素材

綿や麻などの天然素材は自然で素朴な風合いが和室の雰囲気に馴染み、畳にもよく合います。また、部屋に柔らかい光を取り入れることができるでしょう。機能性を有した商品は少なく、機能性よりもデザイン性を優先する方におすすめです。繊細な素材で伸び縮みしやすく、お洗濯には不向きなことが多い素材なので、サイズの選び方やメンテナンス方法の事前確認が必要です。

和室にカーテンを取り付けるには

カーテンを取り付ける際に必要なカーテンレール。カーテンレールの種類と取り付け方法について解説します。

カーテンレールの種類

カーテンレールの種類には、機能性レール、装飾レール、つっぱり式カーテンレールがあります。

機能性レール

機能性レールは、賃貸住宅に取り付けられていることが多いシンプルなタイプのものです。開閉のしやすさ、静音性など、機能性に重点をおいたカーテンレールです。アルミや樹脂などの軽量素材でできています。

装飾レール

装飾レールとは、デザイン性を重視し、部屋のインテリアを引き立たせるアイテムとして使用されます。天然木を使ったウッドレール、スチール製のアイアンレールなどがあります。和室には装飾の少ない木製のカーテンレールがおすすめです。

つっぱり式カーテンレール

つっぱり式カーテンレールは、窓枠の内側に突っ張らせて取り付けるものです。賃貸住宅や新築など、ねじ穴を開けられない場合や開けたくない場合に便利です。簡単に取り付けられますが、見た目は普通のカーテンレールと変わりません。カーテンが重すぎる場合はレールが落ちてしまう危険性があるので重量の確認が必要です。

カーテンレールの取り付け方は2種類

カーテンレールの取り付け方は主に枠外付け(正面付け)と枠内付け(天井付け)の2種類があります。

枠内付け(天井付け)

カーテンレールを枠内に設置するとカーテンも窓枠の中におさまるのでお部屋がすっきりと広い印象になります。また、エアコンや家具と干渉を心配する必要がありません。レール上に埃が溜まりにくいというメリットもあります。注意点としては、カーテンと窓が近くなるので、結露する窓の場合にはカビが生えることもある点、カーテンのサイズをピッタリに仕上げる必要がある点です。

枠外付け(正面付け)

窓枠の外側の壁面に取り付ける方法で、機能性レール、装飾レールのどちらも取り付け可能です。窓を覆って取り付けるので遮光性にも優れています。注意が必要なのは、エアコンや家具との干渉を考慮する必要がある点、レールの上に埃が溜まるためお手入れが必要な点です。

和室におすすめのカーテン|色で選ぶ

色のあるカーテンを和室に選びたい場合に、ナチュラルカラーと伝統色からおすすめの商品をご紹介します。

優しい風合いのグリーン

グリーンはナチュラルな色で和室によく合います。光漏れを軽減する遮光1級に加え、防炎、省エネと機能性に優れています。

アクセントカラーの山吹色

山吹色は、オレンジに少し黄色を混ぜたような色です。植物の山吹に由来しているため、和室によく合います。遮光1級であるため光漏れを軽減します。

和室におすすめのカーテン|柄で選ぶ

和室のカーテンを柄で選びたいという場合は、リーフ柄、丸柄、波模様がおすすめです。

ナチュラルカラーとリーフ柄

ナチュラルカラーで森や植物を思わせるリーフ柄は、和室によく合います。少し光を取り入れたい人におすすめの遮光3級です。

北欧モダンな丸柄カーテン

地色にナチュラルな色で北欧の雰囲気を感じる丸柄のカーテン。規則正しい配列が和室に似合います。存在感のある柄ですが丸みのあるデザインがお部屋の印象を和らげます。

小さなリーフ柄+高いUVカット率のレースカーテン

厚地カーテンを無地にしたときには小さなリーフ柄の組み合わせおすすめ。やさしくナチュラルな雰囲気が和室に似合います。高いUVカット率もおすすめポイントの一つです。

障子を連想させるデザインのプリントボイルレースカーテン

パッチワークをモチーフにした商品ですが、直線的なデザインと北欧インテリアを参考にした優しい色使いが和室にも似合います。

和室におすすめのカーテン|素材で選ぶ

天然繊維・合成繊維、繊維別におすすめのカーテンをご紹介します。

おうちで洗えるポリエステルのカーテン

天然繊維よりも丈夫でお手入れが簡単なポリエステル。こちらは天然素材のようにさらっとした風合いもあり、和室によく合います。自然に目覚め規則正しい生活をしたい人におすすめです。

おうちで洗えるポリエステルのレースカーテン

経糸と緯糸に節のある糸を使うことでナチュラルな素材感を表現したボイルレースカーテンです。グレーカラーが和モダンな印象で落ち着いた印象を演出します。

素材感を楽しむ麻100%のカーテン

麻は風合いがよく、ナチュラルな印象で和室に適しています。優しい光を部屋に取り込み、天然素材ならではの変化も楽しむことができます。

綿と麻を少し混ぜたポリエステルレースカーテン

綿と麻を少し混ぜて天然素材ならではの風合いを表現したレースカーテンです。横方向のデザインが和風の空間に似合います。

まとめ

和室にカーテンを取り入れることでおしゃれな雰囲気になることに加え、畳の劣化を抑えるなど、機能的メリットも得られます。豊富な色や柄・素材の中でも、自然を意識したものが合うでしょう。和室にカーテンを取り入れて、インテリアの雰囲気を変えてみてはいかがでしょうか。

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