新居に持参したカーテンの長さが短かった経験はありませんか。お気に入りのカーテンは新しく買い替えるのではなく、大事に使いたいと考える人も多いです。この記事では、短いカーテンの長さを調整する方法、正しいカーテンサイズの測り方などについて解説します。カーテンのサイズを決めるときに気をつけるポイントもまとめているので、参考にしてください。

カーテンが短いときの対処法

窓に取り付けたカーテンの丈が短かったときの対処法について解説します。

短いままで工夫する

裁縫があまり得意ではないと、新品のカーテンに手を加えることは戸惑うかもしれません。刺繡が施された高級カーテンであったり、次の引っ越しを考えたりした場合には、手を加えることを躊躇する人が多いでしょう。ここでは、カーテンの長さを変えずに、工夫して短いカーテンを利用する方法について解説します。

アジャスター(調整)付きのカーテンフックに変える

1~2㎝程度伸ばしたい場合には、カーテンのフックを確認します。丈を調整できるアジャスターフックの場合、フックの調整機能で丈を長くすることができます。調整できないフックの場合はアジャスターフックに変更することで、長さ調整が可能となります。 カーテンフックにはAフック(天井付け)とBフック(正面付け)の2種類があり、一般的にはAフック(天井付け)の場合は約1㎝、Bフック(正面付け)の場合は約3㎝長くすることができます。

突っ張り棒を兼用してアレンジする

カーテンレールを使わずに窓枠の内側に突っ張り棒とカーテンリングを使う方法があります。 カーテンの丈とカーテンリングのサイズをもとに突っ張り棒の位置を決めます。 突っ張り棒の上から窓枠までの隙間が気になる場合は、カーテンボックスをつけたり、隙間を隠す短めのカーテンを上から重ねたりするなどの工夫をします。

カーテンレールの位置を調整する

カーテンレールの取り付け前であれば、カーテンレールの位置を調整することでカーテンの裾と床の距離を縮めることができます。窓枠の外側に取り付ける予定だった場合には、窓枠の内側につけることも検討します。

既にカーテンレールがついている場合は、カーテンのサイズにあわせたカーテンレールを新たに取り付けます。既存のカーテンレールには短いカーテンをカーテンバランスの様に取り付けると自然な見え方になります。

取り付け位置を変更することになった場合や、新たにカーテンレールを取り付ける場合は、カーテンのサイズやカーテンレールをつける位置の下地、穴をあけて良い場所かどうか確認の上取り付けます。賃貸物件の場合は、新たに壁に穴をあけることは難しいので注意が必要です。

リメイクして長くする

裁縫が得意な人や、裁縫に自信はないけどアレンジを楽しみたい人は、リメイクに挑戦してみましょう。短いカーテンをリメイクする方法について解説します。

折り返し部分をほどいて伸ばす

カーテンの裾部分の折り返しをほどいて丈を調整することで短いカーテンを長くリメイクできます。折り返しの長さは販売店や縫製工場、縫製仕様により異なりますが10cmほどの折り返しがあることが多いです。

ほどいた裾を生かし、折り返しの長さを変えて縫い直すことで長さを調整できます。折り返しの癖付けや裾上げテープなどを使用する際のアイロンの温度は、洗濯ラベルに提示された設定を守りましょう。

裾部分に別布を継ぎ足す

カーテンの裾部分に、別布を継ぎ足してみましょう。別布の長さに余裕がある場合には裾の折り返し部分の縫い目に添って裾をまっすぐ切ると、ほどく手間が省けます。

別布を継ぎ足す場合は、縫いつりを防ぐために同じ種類の生地の利用が理想的です。あえて違う色を継ぎ足す、レースやフリンジを付けるといったアレンジもおすすめです。

2枚にカットし別布でリメイクする

大胆にカーテンを2枚にカットし、カットした部分の間に別布を継ぎ足すアレンジも魅力的です。1枚のカーテンを好きな部分で2つにカットしたら、カットした布をカーテンの間に継ぎ足します。縫い代は2cmほど確保しておきましょう。この場合にも同じ種類の生地の利用がおすすめです。継ぎ足す布の色によっては、単調なカーテンが、お洒落にさまがわりします。

カーテンが短いとどうなる?

カーテンを短いまま使っていると起きる不具合について解説します。

見栄えが悪い

カーテンが短いと、カーテンの隙間から窓がはみ出して見えるので見栄えが悪くなります。レースカーテンよりもドレープカーテンの方が短い場合、隙間からレースカーテンが見えてみっともない印象を与えてしまいます。

足元から冷たい空気が入ってくる

長さが足りないカーテンは、窓からの冷たい空気で、部屋が冷える原因にもなります。カーテンには、窓で部屋の暖かい空気が冷やされるのを防ぐ役割があります。カーテンが短いと、窓が露出してしまうため、この役割がはたせません。

部屋の内外に光が漏れる

カーテンが短いと、東側の窓から朝日が、西側の窓からは夕日が差し込みます。カーテンの隙間からの光漏れが気になり落ち着いて眠ることができず、寝不足につながる可能性があります。また、夜は部屋の明かりが外に漏れることで部屋の様子や生活リズムが外から見え、プライバシーが守られないといった短所に繋がります。

正しいカーテンの採寸方法

丈の長さを間違えないように、採寸方法をご紹介します。窓の種類は、一般的に腰高窓と掃き出し窓の2種類があります。それぞれの窓の正しいカーテンの採寸方法について解説します。

    
  

丈の測り方と計算方法

腰高窓

腰高窓は、床から80㎝~90㎝ほどの位置にある、大人の腰くらいの高さに設置された窓です。カーテンレールの位置が窓枠の内側か外側かで注文サイズの計算方法が異なります。

・窓枠の外側にある場合
(カーテンレールランナー下から窓枠下までの長さ)+(15~20cm)

・窓枠の内側にある場合
(カーテンレールランナー下から窓の底面までの長さ)-(2~3cm)

掃き出し窓

掃き出し窓は、人が出入りできるように、床近くに窓の底辺があるタイプです。立ち上がりがある場合、カーテンを床まで伸ばすか、窓枠下に合わせるかを考慮してサイズを決めます。計算式は、立ち上がりの有無によって、以下の2通りとなります。

・立ち上がりの部分はカーテンがいらない場合
(カーテンレールランナー下から窓枠下までの長さ)-(1~2cm)

・立ち上がりがない、または気にしない場合
(カーテンレールランナー下から床までの長さ)-(1~2cm)

幅の測り方と計算方法

あわせて幅の測り方もご紹介します。カーテンの幅は、カーテンレールを基準に採寸するため腰高窓も掃き出し窓も同じ測り方です。採寸する際は、カーテンレールランナーの中心をはかります。また、注文するサイズはカーテンを閉じたときに隙間ができないように、採寸した長さの5%程度のゆとりが必要です。幅の寸法の計算式は、以下のとおりです。

(左端と右端のカーテンレールランナーの長さ)×1.05

カーテンのサイズを決める際のポイント

カーテンのサイズを決めるときのチェックポイントについて解説します。

カーテンの採寸はカーテンレールを基準にする

カーテンの採寸は、カーテンレールを基準に行います。カーテンの長さを決めるときは、つい窓枠のサイズから考えがちです。しかし、窓枠のサイズで決めてしまうと、カーテンをかけたときに隙間ができたり、長さが合わなかったりして、カーテンが窓に合わない結果となる可能性があります。カーテンの長さは、カーテンレールを基準にはかりましょう。

いま使っているカーテンを採寸しない

カーテンは今使用しているカーテンの長さをはかっても正しい採寸はできません。生地は洗濯で縮んだり、経年劣化したりするため、窓にかかっているカーテンが最適なサイズとは限りません。

また、カーテンのサイズはカーテンレールを基準にしたサイズとなるため、カーテン本体の裾の長さを測ったりカーテン本体の一番上から裾までのサイズを測ったりするとサイズの異なるカーテンが仕上がってしまいます。

フックの違いに気をつける

カーテンを注文するときは、カーテンフックの種類に注意が必要です。カーテンフックには、カーテンレールを見せるAフックと、カーテンレールを隠すBフックがあります。カーテンレールが隠れる分、BフックのほうがAフックよりも、3cmほどカーテン本体の丈は長くなります。

レースカーテンはドレープカーテンより短くする

レースカーテンはドレープカーテンより1~2㎝短いものを準備しましょう。ドレープカーテンの下からレースカーテンがはみ出ていると、見栄えがよくありません。ドレープカーテンより短くすることレースカーテンがすっきり内側におさまります。

既製カーテンとはサイズが合わない窓が増えている

意匠面にも機能面でも、快適な暮らしのために窓には最適なサイズのカーテンをかけることが大切です。昨今の住宅は、窓の種類が増え、既製品のカーテンでは対応できないサイズになることが増えています。カーテンのサイズが合わないことで、新居での新しい生活が台無しになってしまう可能性があります。新居先でカーテンを用意する場合は、既製品ではなく、窓に合ったオーダーカーテンにすることを検討してみましょう。

まとめ

お引っ越し先でカーテンが短いなどのトラブルが起きた際には、アジャスターフックで調整する、布を足すなど工夫をし、長さを調整することで、短いカーテンも有効利用できます。カーテンが短いと、冷暖房の効果が薄れたり、外から中の様子が見えたりしてしまいます。カーテンレールから、窓下や床面までの長さを正しく採寸することで、窓に合うカーテンを準備しましょう。

窓にあったカーテンを選ぶなら、オーダーカーテンがおすすめです。ララカーテンでは、さまざまなデザインのカーテンを用意しています。ご注文いただいてから製造する日本国内で縫製を行うので、1cm単位での長さのオーダーが可能です。また、ララカーテンで購入したカーテンであれば、もし丈の長さを間違えても「丈直し注文」のご相談が可能です(お届けから1か月以内にご依頼ください)。カーテンのご注文には、ぜひララカーテンをご利用ください。

カーテンの購入はこちら

カテゴリーから探す

おすすめ機能性商品 FUNCTION

遮像・ミラーカーテン

遮光カーテン特集

注目&お買い得商品 FEATURED

レースカーテン LACE CURTAIN

カーテン DRAPE CURTAIN

よくある質問 Q&A

読み物 COLUMN

PAGE TOP