一人暮らしのカーテン相場は選ぶカーテンによって大きく異なります。カーテン選びは「おしゃれ」「かわいい」などの部屋の印象を決めるだけでなく、予算や防犯上の理由からも検討することが大切です。この記事では一人暮らしを始める方に向けてカーテンの相場を解説します。選び方や注意点も紹介するので参考にしてください。

一人暮らしのカーテン相場はどれくらい？

一人暮らしのカーテン相場はどのくらいなのでしょうか。ここではワンルームのカーテンの予算感を紹介します。

相場はカーテンによって大きく異なる

カーテンには既製品のカーテンとオーダーカーテンがあり、どちらを選ぶかで相場が変わります。大量生産された既製カーテンは3,000円未満で手に入るものから10,000円程度のものまであります。指定サイズにあわせて作るオーダーカーテンは10,000円以上のものが多く、中には高級品で何十万円もするものもあります。 カーテンは厚手のカーテンとレースのカーテンの2つを取り付けることが一般的であるため、この1.5～2倍の料金を想定しましょう。以下の表は一人暮らしのワンルームで一般的な掃き出し窓サイズ（幅200cm×高さ200cm前後）が1つある場合のカーテンの予算感です。

種類	相場
既製カーテン	4,000円～14,000円
オーダーカーテン	20,000円～200,000円

オーダーカーテン・既製品の違い

一般的なオーダーカーテンと既製品の違いは、相場以外にサイズ、納期、縫製、生地などがあげられます。既製カーテンは価格が安く、手軽に購入でき、その場ですぐに持ち帰られることがメリットです。しかし裾の広がりが目立ったり、柄あわせをしていなかったり、サイズがあわなかったりと見た目が劣る場合があります。オーダーカーテンは既製品より価格が高く、納品までに時間がかかります。しかし、窓のサイズにぴったりなサイズに制作でき、つまみの種類を選んだり仕様によっては形状記憶加工が施されていたりと、好みのサイズと仕様できれいな仕上がりになります。

カーテンの購入時に注意すべき3つのポイント

カーテンの購入時に注意したい、3つのポイントについて解説します。

サイズ

窓のサイズとカーテンの丈を正確に測りましょう。サイズがあわないと丈が足りなかったり余ったりしてしまいます。見た目が悪くなるだけでなく、熱気や冷気が逃げやすくなり、冷暖房の効率も落ちてしまいます。既製カーテンでちょうどよいサイズが見つからない場合は、大きめのサイズを選ぶと失敗がありません。丈を微調整できる「アジャスターフック」の有無も確認が必要です。詳しい測り方については次の項目でご紹介します。

色・柄

色・柄は部屋の印象を決めるため、慎重に選びましょう。とくに一人暮らしの部屋ではカーテンを閉めたときに壁の大部分を占めるため、常に目に入ります。インテリアとの調和や心理的な効果を考慮して選ぶことが大切です。女性の一人暮らしではセキュリティ面においても重要な役割を果たします。色柄の詳しい選び方は後ほどご紹介します。

機能

外から見えにくいカーテンなど、防犯面で役立つカーテンもあります。そのためには相場よりワンランク上のカーテンを選ぶことがおすすめです。たとえば遮光カーテンやミラーレースカーテンは、室内の様子をわからなくする働きがあります。機能の詳しい選び方は後ほどご紹介します。

カーテンサイズの【測り方】

カーテンのサイズは、横幅・長さ・フックに注意して測りましょう。それぞれの測り方について解説します。

横幅の長さはカーテンレールの種類に注意して採寸する

レールの種類は主に機能性レールと装飾レールの２種類があります。レールの種類にあわせてサイズを測り、計算式に従って注文するようにしましょう。

機能性レール

一般的な賃貸マンションなどに設置されることが多く、固定ランナーの中心から反対側の固定ランナーの中心までを測ります。固定ランナーとは、カーテンのフックをかける丸い金具です。

装飾レール

木製や真鍮、アイアン製などの素材の意匠性の高いカーテンレールです。左右の先端部分には装飾性の高いキャップがついていることがあります。採寸の場合には光の遮り具合を考慮してランナーの位置を決め、右端から左端ランナーまでの長さを測ります。

カーテンの注文サイズ(幅)

カーテンを閉めたときに隙間ができないように、測った横幅に5%程度ゆとりをもたせるようにしましょう。また、両開き・片開きによって枚数や横幅が異なることも注意が必要です。 ＜注文サイズ例＞採寸幅が180cmの場合 ・両開きのカーテン＝180cm×1.05(ゆとり)÷2＝84.5　…85cmを2枚注文 ・片開きのカーテン＝180cm×1.05(ゆとり)＝189cm　…190㎝を1枚注文

丈の長さは窓の種類によって測り方を変える

窓の形状・用途によって測り方が異なります。掃き出し窓・腰窓・出窓それぞれの長さの測り方を解説します。窓側に吊るレースカーテンはお部屋側のカーテンより1cm短く仕上げると裾からレースカーテンが見えることがなく、きれいな見た目になります。

掃き出し窓の場合

掃き出し窓は、床から天井の高さまである窓のことです。採寸する際は固定ランナーのリングの下から床までの長さを測ります。床から1cmほど浮いている状態が理想的なカーテンの長さです。 ・注文サイズ＝測った長さ-1～2㎝

腰窓の場合

腰窓とは、床と天井の中央部分にある窓のことです。固定ランナーのリングの下から窓枠の下まで測ります。理想の長さは窓から15～20cmほど下になるため、採寸したサイズから15～20cmプラスして注文しましょう。ただし窓際に家具やベッドを置いている場合は、裾が当たらないように長さを調整する必要があります。 ・注文サイズ＝測った長さ+15～20cm ※ただし家具やベッドの位置を考慮して決める。

出窓の場合

出窓とは、建物の壁から外側に出るように作られた窓です。出窓は固定ランナーのリングの下から棚面までの長さを測ります。理想の長さは採寸した長さから-1cmの長さです。幅はほかの窓と同様の算出方法です。レールの曲線に沿って、固定ランナーの中心から反対の固定ランナーの中心までを測り、その1.05倍のサイズを指定します。 ＞＞測り方はこちらの動画でも詳しくご紹介しております。

フックの種類にも注意が必要

カーテンのフックの種類を間違えると長さが合わなくなるため注意しましょう。フックには、AフックとBフックの2種類があります。Aフックは注文した長さから上に約1cmカーテン生地が長くなる仕上がりです。Bフックは注文した長さから上に約4cm生地が付け足されるもので、カーテンレールを隠したい場合に採用されます。カーテンレールを見せたいか、注文サイズがカーテンのサイズなのか、カーテンレールのフックからの長さなのか必ず確認しましょう。 ※ララカーテンはAフックを標準仕様としていますがBフックも承ります。ご相談下さい。

一人暮らしに最適なカーテン【色・柄】の選び方

色・柄を選ぶときは「統一感を出す」「部屋が広く見える」「性別がわからない」ことの3つがポイントです。

部屋が広く見える色や柄を選ぶ

統一感が出る色を選ぶ

カーテンは面積が大きく、インテリアの主役になる色です。一人暮らしのワンルームでは、カーテンの色が部屋の印象を決めるため、統一感が出る色を選びましょう。ソファやラグなど大きな家具と色味を合わせると統一感が出ます。赤や黄色など派手な色を使いたい場合は、クッションや小物などに取り入れてインテリアのポイントにすることがおすすめです。

防犯のために性別がわからない色を選ぶ

カーテンは外から見えるため、女性の部屋だとわかる色は避けましょう。赤やピンク、女性らしい柄などは一目で女性の部屋だとわかってしまいます。とくに1階は外から目に入りやすく、室内の様子もわかりやすいため注意しましょう。白、アイボリー、ベージュ、グレーなど、性別が特定しづらいユニセックスな色がおすすめです。

具体的な色の選び方

選ぶ色次第でワンルームでも広く見える効果があります。たとえばアイボリーや白、オフホワイトは、壁紙や天井の色と調和して一人暮らしの部屋を広く見せてくれます。また、ダークカラーで落ち着いた部屋を作りたい場合は、ほかの家具と合わせやすい茶色、グレー、ベージュなどがおすすめです。 ●白色のカーテン＞こちら　●グレーのカーテン＞こちら ●茶色のカーテン＞こちら　●ベージュのカーテン＞こちら

柄の選び方

ボーダー(ヨコ段)柄は空間を広く見せる効果があります。また、ストライプや縦柄は天井を高く見せる効果があります。中でも細かなストライプはシックな印象、大らかなストライプはカジュアルな印象に仕上がります。 ●ストライプ ・カーテン＞こちら　・レースカーテン＞こちら ●ボーダー(ヨコ段) ・カーテン＞こちら　・レースカーテン＞こちら

一人暮らしにおすすめのカーテンの機能性

ひとくちにカーテンと言っても、さまざまなカーテンの機能があります。ここでは3種類のカーテンの機能と特徴を紹介します。

遮光カーテン

遮光カーテンとは、光を遮るカーテンで、外から中のシルエットが見づらく防犯対策に最適です。部屋を真っ暗にしてぐっすり眠りたい人や、紫外線から肌や家具を守りたい人にも役立ちます。遮光カーテンには1級～3級まで等級が3つあり、1級がもっとも光を通しにくくなります。

女性の一人暮らしは遮光1級がおすすめ

遮光1級カーテンは、遮光率99.99%以上(※)のドレープカーテンです。カーテンが閉まっている状態なら部屋の中の様子はほとんどわかりません。女性の一人暮らしの安全対策におすすめの機能性です。また、裏コーティング加工を施した商品にララカーテン独自基準で「超遮光」という表記をしております。より高い遮光性能をお求めの方はご利用ください。 ※(一社)日本インテリアファブリックス協会の試験方法に基づいた遮光率です。 ●遮光1級カーテンは＞こちら ●ララカーテン独自基準「超遮光」カーテンは＞こちら

遮像ミラーカーテン

遮像ミラーカーテンは、部屋の様子を見えにくくする効果のあるカーテンです。通常のレースカーテンは外から部屋の様子が見えることがありますが、遮像ミラーカーテンは生地の光沢による反射や特殊な糸によって外からお部屋の中が見えにくくなります。プライバシー保護や防犯の観点から女性におすすめです。 ●昼も夜も見えにくくなるレースカーテンは＞こちら ●昼間見えにくくなるミラーレースカーテンは＞こちら

遮熱カーテン

遮熱カーテンは、遮熱効果のある糸や生地裏面の光沢によって外からの熱の侵入を抑えるカーテンです。一人暮らしは部屋数が少なく、カーテンで部屋を快適な温度に保てれば、光熱費を抑えることにつながります。 ●遮熱レースカーテンは＞こちら ●遮熱カーテンは＞こちら

一人暮らしにおすすめカーテン４選

生地裏面にも注目の遮光１級カーテン【ミルキー プレーン PI】ピンク

なめらかな風合いが特徴の遮光１級無地カーテンです。遮光１級なので外からシルエットがみえにくくなります。生地裏面が黒色なので、今まで防犯対策で外から見える色が気になりピンク色の カーテンにできなかった方にもおすすめの商品です。(裾の折り返し部分10㎝ほ どは裏側もピンク色になります) ・参考価格：幅100㎝×丈200㎝×2枚　9,460円

防炎付き・20色以上から選べる遮光1級多機能無地カーテン【クライン SBE】サンドベージュ

多彩な20色から選べる、無地遮光1級カーテン。防炎付きで高層マンションなど でもご利用いただけます。遮熱、保温効果もある多機能品ですがララカーテンの 中ではお求めやすい価格帯の商品です。 ・参考価格：幅100㎝×丈200㎝×2枚　7,700円

機能性重視のレースカーテン【UV24スター ワイドストライプ WH】ホワイト

豊富な機能性が魅力のレースカーテン。昼も夜も外からの視線を遮り、プライバシーを保護する遮像ミラー、生地裏面の反射により日光を反射することによるUVカットと遮熱効果、さらに炎が燃え広がりにくい防炎付きで防災にもつながります。ほぼ無地で、約５ｃｍ間隔でうすい太いラインと細いラインが交互に入っている シンプルなデザインです。 ・参考価格：幅100㎝×丈200㎝×2枚　9,460円

お値段重視のレースカーテン【シザール WH】ホワイト

とにかくリーズナブルなミラーカーテンをお探しの方に。昼夜外からの視線を遮る効果があります。シンプルなストライプデザインの白いレースカーテンで色々なインテリアシーンに似合うカーテンです。 ・参考価格：幅100㎝×丈200㎝×2枚　4,180円

まとめ

一人暮らしのカーテンの相場は、既製カーテンとオーダーカーテンのどちらを選ぶかで大きく変わります。既製カーテンの金額にプラス数千円すれば、オーダーカーテンも作れる場合もあります。カーテンは部屋の印象を大きく左右するため、サイズ・色・素材に注意して決めましょう。とくに女性の一人暮らしでは、セキュリティ面においてもカーテン選びが重要です。 ララカーテンは、「思ったよりも安い」と女性に人気の日本製のカーテン専門店です。ROKUをはじめとしたオリジナルデザインや、遮光カーテン・遮像ミラーカーテンなども豊富にラインアップしています。丈1cm単位で指定可能で、既製品にはないサイズも製造しています。おしゃれなカーテンを探している人は、ぜひご利用ください。 ＞カーテンの購入はこちら