一人暮らしでは、好みのインテリアの中で自分の時間を楽しみたいのではないでしょうか。特にカーテンは一人暮らしのお部屋の中で占める面積が大きくメインになることも多いため、色や柄だけではなく、機能性も考慮することが大事です。

この記事では、カーテン選びのポイントや注意点、おすすめのカーテンを紹介します。新たにカーテンを購入したいと思っている人、デザイン性と機能性を兼ね備えたカーテンが欲しいと思っている人はぜひ参考にしてください。

一人暮らしの部屋につけるカーテンの役割

一人暮らしの部屋につけるカーテンには、防犯対策、省エネ効果、プライバシーを守るという役割があります。

防犯対策になる

空き巣などの犯人は、あらかじめ下見をして、生活パターンや家族構成を把握するといわれています。カーテンがあることで在宅も不在も知られずに済むほか、部屋の様子や状況を隠したり、プライバシーを守ったりすることができます。また、カーテンは自由に開け閉めができるため、死角の調節も可能です。特に一人暮らしの場合は、カーテンを上手に利用して防犯対策をしましょう。

省エネ効果がある

カーテンをつけることで冷暖房の効率がよくなり、結果的に電気代を節約できます。室外の暑さや寒さは窓から伝わります。夏はカーテンにより外からの日差しが遮られるため、室温の上昇を抑えることができます。冬は外の寒さを防ぐ働きがあり、暖房で温めた室温を外に逃すことなく、保温効果があります。

プライバシーが守られる

カーテンがないと、室内での行動が丸見えになってしまいます。特に夜は明かりがついていると、外から部屋の中が見えやすくなります。カーテンをつけることで、外から室内が見えにくくなります。プライバシーを守るためにも、入居したらすぐにカーテンをつけられるように準備をしましょう。

一人暮らしの部屋に適したカーテンの機能性とは

一人暮らしの部屋に適した機能性カーテンは、遮光カーテン、遮熱カーテン、遮像カーテン・ミラーカーテンがあります。以下で詳しく解説します。

遮光カーテン（カーテン）

遮光カーテンとは外からの光を遮るカーテンで、試験により遮光率99.4%以上のカーテンが該当します。遮光カーテンの基準をクリアしたカーテンには、生地に「遮光マーク」を表示することができます。室内を暗くする効果があるため、外の明るさが気になりにくくなります。遮光の度合いを示す等級は専用の試験「JIS－L1055A法（遮光性能試験方法）」により遮光１～３級に分けられています。

外から室内のシルエットがわからないようにするためには最も光を遮る遮光１級が適しています。

遮光1級

遮光1級は、遮光率99.99%以上のカーテンで外からの光をほとんど通さず、人の顔の表情が識別できない程度です。同じ遮光１級でも色が濃いカーテンの方が暗く見えます。

遮光1級カーテンはこちら

遮光１級でも明るい色のカーテンは真っ暗にはならないため、ララカーテンでは自主基準で超遮光というマークを付けています。超遮光は生地の裏面に樹脂コーティング加工を施すことで層を増やし、遮光効果を高めたカーテンです。

より効果の高い超遮光カーテンはこちら

遮光2級

遮光2級は、遮光率99.80%以上99.99%未満のカーテンで、カーテンを閉めると部屋は暗くなりますが、少し明るさを感じます。人の顔あるいは表情がわかる程度の明るさです。

遮光２級カーテンはこちら

遮光3級

遮光3級は、遮光率99.40%以上99.80%未満で、人の表情はわかります。光をある程度通し、事務作業には暗い程度の明るさです。西日の強い場所などでは遮光３級は思ったよりも明るいと感じることもあります。

遮光３級カーテンはこちら

遮像カーテン・ミラーカーテン（レースカーテン）

遮像カーテン・ミラーカーテンは、外から見えにくくなるレースカーテンです。織り密度が高い生地や透過光を屈折させる糸を使用することで効果が生まれます。太陽光を反射して主に昼間に効果を発揮するタイプと、夜間に室内の明かりをつけても室内の様子が見えにくくなるタイプがあります。特に人通りの多い道に面した部屋に住んでいる人や、1階に住んでいる一人暮らしの人におすすめの機能です。

遮像カーテン、ミラーカーテンに正確な定義はありませんが、一般的に考えられている特徴と違いについて詳しく解説します。

遮像レースカーテン

遮像レースカーテンは織り密度が高いことや特殊糸を使うことで、外よりも室内が明るい場合でも透けにくいカーテンです。ミラーレースカーテンの効果が日中のみであることに比べて、遮像レースカーテンは昼夜を問わず、外から室内を見通しにくくなります。遮像効果が高いため、お部屋の中から外の景色も見えにくくなります。お部屋から外の景色を楽しみたい方には不向きです。

ミラーレースカーテン

ミラーレースカーテンはマジックミラーと同じ仕組みで、室内からは外が見えますが、外から室内は見えにくいという特徴があります。窓側の面に光沢のある糸を用いているため、鏡のように光を反射します。ただし、効果は日中のみで、夜に部屋の明かりをつけると室内の様子が見えやすくなる場合があるため、注意が必要です。

ララカーテンでは見えにくいレースカーテンを「遮像ミラーカーテン」とまとめて謳い、見えにくい時間帯にあわせて①24時間見えにくい(遮像カーテンに近い)タイプと②昼のみ見えにくい(ミラーカーテンに近い)タイプの２種類に分けてマークをつけています。

・24時間見えにくいタイプはこちら

・昼のみ見えにくいタイプはこちら

遮熱カーテン（カーテン・レースカーテン）

遮熱カーテンは、外気熱の侵入を抑える機能を持つカーテンです。生地の厚みや特殊な遮熱糸などの素材により遮熱効果を高めています。また、生地裏に光沢のあるタイプのレースカーテンは反射によって遮熱効果が生まれます。エアコンなどの冷暖房設備の効率を高めるため、一人暮らしでは気がかりな光熱費の節約にもつながります。

・遮熱カーテンこちら

・遮熱レースカーテンはこちら

一人暮らし用のカーテン選びのポイント

一人暮らし用のカーテンを選ぶときは、機能性、色・柄、素材に着目しましょう。それぞれのポイントについて解説します。

機能性

カーテンを選ぶ際には、快適に過ごすために必要な機能も考慮します。プライバシー保護には先ほど紹介した透けにくいカーテン（遮像カーテン、ミラーカーテン）が必須です。光を遮る遮光カーテンは外への光漏れを防ぐことができ、朝ゆっくり眠りたい方にもおすすすめです。遮光カーテンの中には防音効果があるカーテンもあります。寝坊が心配な場合には、朝明るさを感じることのできる、光を取り入れる(非遮光)タイプが良いでしょう。

部屋でどのような過ごし方をするかを想定すると、必要な機能の優先順位がつけやすくなります。

色や柄

インテリアの中でも、カーテンの配色は部屋の印象を左右するため、重要なポイントになります。色や柄による視覚効果を利用しましょう。

例えば、ボーダー柄(ヨコ段柄)は部屋を広く、ストライプのカーテンは天井を高く見せる効果があります。また、壁の色はホワイトなどの薄い色が使われることが多いため、カーテンを壁の色に合わせると、部屋を広く見せることができます。

・ボーダーのカーテンはこちら

・ストライプのカーテンはこちら

配色の黄金比とは

インテリアの配色には、カラーの黄金比があるといわれています。ベースカラーを70～75%、メインカラーを20～25%、アクセントカラーを5％の割合になるようにコーディネートすると、全体のバランスが整います。

素材

カーテンの素材には、主にポリエステルなどの合成繊維と、綿や麻などの天然素材(繊維)があります。合成繊維は耐久性に優れ、家で洗うことができるなど手入れがしやすい反面、静電気が起こりやすいという特徴があります。天然素材(繊維)は合成繊維にはない自然な雰囲気を味わうことができますが、伸び縮みしやすいという短所があります。最近は天然素材のような風合いの合成繊維のカーテンやポリエステル製のカーテンが日本国内では多く販売されています。

頻繁には買い換えない、定期的な洗濯をしながら長く使いたい場合にはポリエステル製のカーテン、天然素材の風合いが好きで、伸び縮みが気にならない、こまめに買い換える場合には天然素材のカーテンがおすすめです。

・天然素材のカーテンはこちら

一人暮らしの部屋にカーテンをつける際の注意点

一人暮らしの部屋にカーテンをつける際の注意点として、レースカーテンを併用すること、サイズを確認しておくこと、引っ越し当日からつけることの３点が挙げられます。

レースカーテンを併用する

一人暮らしの場合には、厚地カーテンとレースカーテンを使い分けます。日中はレースカーテンのみにするのがおすすめです。在宅の場合には、外からの視線を防ぎながらも日差しや明るさを取り入れることができて、開放感を味わえるというメリットがあります。留守の場合にカーテンを閉めたままでは不自然ですが、レースカーテンを閉めると気にならないというメリットもあります。

予算上カーテンだけにしてしまうこともありますが、レースカーテンもつけるようにしましょう。

サイズは正確に測る

せっかくのカーテンが短いと見た目が悪くなることはもちろん、遮光や遮熱の性能が劣ってしまうため、必要なサイズを正確に測りましょう。

幅は、カーテンレールのひっかける部分を基準に左端から右端までを測ります。測った長さに5?10%ゆとりを加えたサイズのカーテンを購入しましょう。カーテンとカーテンレールの幅を同じにすると、カーテン自身の元に戻ろうとする力で小さく見え、横から光が漏れてしまう危険性があるため、ゆとりが必要です。

丈は掃き出し窓や窓枠の内側にカーテンレールがある場合はカーテンレールのフックから床までを測り、測った長さから１～２㎝短いカーテンを注文します。腰高窓の場合はカーテンレールのフックから窓枠下までの長さを測り、測った長さ＋15～20㎝のカーテンを注文します。窓の下に家具などを設置する場合はその高さも考慮します。

引っ越し当日からつける

防犯対策とプライバシー保護のため、初日からカーテンをつけるのがおすすめです。そのためには、事前にサイズを測っておくことが重要です。オーダーカーテンや特殊な窓につけるカーテンは、手に入れるまで時間がかかることがあります。余裕をもって用意しておきましょう。

一人暮らしの部屋におすすめのカーテン

ここでは、一人暮らしの部屋におすすめのカーテンを紹介します。機能やデザインなど、ぜひ参考にしてください。

機能性重視でおすすめのカーテン 2選

機能性を持つカーテンとしては、遮光カーテンと遮熱カーテンがおすすめです。

一番人気の遮光1級カーテン

省エネ効果が期待できる遮熱カーテン

デザイン(色柄)重視でカーテン 2選

おすすめの色柄として、ボーダー柄カーテンとリラックス効果のあるグリーンのカーテンを紹介します。

部屋を広く見せるボーダー柄カーテン

リラックス効果の高いグリーンのカーテン

おすすめのレースカーテン 2選

レースカーテンの中から、機能性からも色柄からもおすすめのレースカーテンを２つご紹介します。

お部屋を広く見せる白色のストライプ柄ミラーレースカーテン

機能性充実、プライバシーを保護する24時間遮像レースカーテン

まとめ

一人暮らしのカーテン選びでは、インテリアとしての色柄はもちろん、機能性も重視することが大切です。また、事前にサイズを測り、引っ越すまでにカーテンを用意しておくことも忘れないようにしましょう。

ララカーテンは、ROKUをはじめとした、オリジナルデザインのボイル・レースカーテンを扱っているカーテンオンラインショップです。日本国内縫製で、丈は1ｃｍ単位で指定が可能と、既製品にはないサイズにも対応しているので、お客様だけのデザインやサイズのカーテンをお選びいただけます。「思ったよりも安い」と好評のカーテンも多数ご用意しております。ぜひお試しください。

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