あまり使わないお部屋の窓や外からの視線が気にならない窓、また予算の都合などでレースカーテンだけを吊る場合がありますが、レースカーテンのみを使用する場合には、プライバシーや機能面においてメリットとデメリットがあります。レースカーテン単体でもインテリアの印象は大きく変わることがあり、また、風水が気になる場合にも考慮が必要です。レースカーテンについて知識を深めることがスムーズなカーテン選びにつながります。この記事では、レースカーテンのみのコーディネートや選び方・注意点を解説します。ぜひ参考にしてください。

レースカーテン（シアーカーテン）とは

レースカーテンとは、カーテンと2枚吊りする場合に窓側に吊ることの多い薄手のカーテンです。おもに窓の外からの視線をさえぎるために使うカーテンです。生地が透けているため、室内からでも屋外の様子を確認できます。また、カーテンから差し込む光で部屋の明るさを調整できたり、外気を入れて換気ができたりします。レースカーテンは白色の無地が主流ですが、おしゃれな柄や色を選ぶことで、インテリアとしての楽しみも増えるでしょう。

シアーカーテンとは

レースカーテンとボイルカーテンをまとめてシアーカーテンと呼びます。レースカーテンは編み機でつくられた薄手の透け感のあるカーテン、ボイルカーテンは織機でつくられた薄手で透け感のあるカーテンです。レースカーテンとボイルカーテンをあわせて「シアーカーテン」と呼びますが、薄手のカーテンをまとめて「レースカーテン」と呼ぶことが多いです。今回はわかりやすいようにシアーカーテンを「レースカーテン」として紹介します。

レースカーテンのみで使用するメリット

レースカーテンは、機能とインテリアを両立できるカーテンです。以下に、レースカーテンのメリットを紹介します。

通気性と目隠しを両立できる

レースカーテンは、窓を開けた状態で換気をしつつ目隠しもできるカーテンです。換気や日光を調節しながら、プライバシーを守ります。レース生地は通気性がよいので、夜が涼しい季節には風を通すとエアコンをつけない環境でも生活しやすくなるでしょう。冬は保温効果のあるカーテンを選ぶことで、1年を通して使用できます。

気軽にお手入れや保管ができる

レースカーテンは薄手の素材で作られているため、洗濯した際に乾きやすい生地です。さらに、折りたたんでもかさばらず、収納スペースを取らずにコンパクトに収まるでしょう。レースカーテンは厚手のカーテンに比べて手頃な価格で購入できることが多く、買い換え時のコストも抑えられます。

部屋がおしゃれになる

レースカーテンは白色が主流ですが、デザイン性の高い商品も増えています。色や柄がついたものを選ぶと、窓辺のアクセントになり、おしゃれなイメージになります。カーテンはお部屋に占める面積の割合が大きく、インテリアのアイテムとして人気があり、さまざまな雰囲気を演出できます。たとえば、濃い色のレースカーテンを選ぶと落ち着きのあるシックな印象のお部屋に変化します。レースカーテンは透け感があるため、厚手のカーテンよりも主張が控えめで、インテリアコーディネートしやすいアイテムです。

レースカーテンのみで使用するデメリット

レースカーテンの特徴である透け感や生地の薄さが、デメリットになる場合もあります。以下に3つの注意点を解説します。

外から部屋の中が見えやすい

レースカーテンは、外から部屋の中が見えるため注意が必要です。とくに夜間は、部屋が明るいと外から様子が鮮明に見えてしまいます。曇りの日や朝方なども部屋の中の様子が見えてしまう時間帯です。プライバシーを確保したい場合は、外からの視線を遮る「遮像ミラーレースカーテン」から選びます。「遮像ミラーレースカーテン」については後ほど詳しく解説します。

遮熱の効果が低い

レースカーテンは生地が薄いため、厚手のカーテンに比べると遮熱効果は下がります。そのため、レースカーテンのみの部屋に日差しが入ると、温度が上昇しやすくなります。部屋によっては冷房の温度調節により、電気料金が高くなるかもしれません。とくに、日差しが強い西向きの窓や東向きの窓は、遮光の効果が薄くなることに注意しましょう。気になる場合には、レースカーテンの中でも遮熱効果のあるタイプを選ぶようにします。遮熱レースカーテンについては後ほど詳しく解説します。

保温の効果が低い

レースカーテンの生地の薄さは、気温が低い場合にも影響します。厚手のカーテンに比べると保温効果が落ちるため、外気の温度が低いと部屋の温度も大きく下がります。生地の厚みのあるレースカーテンを選んだり、裾まで長く吊ったりすることで保温効果が高まります。また、断熱ボードや窓のすき間風を防ぐシートを併用すると保温の効果が高まります。

レースカーテンの機能性

レースカーテンには複数の機能があります。以下に紹介するカーテンの機能を使い分けることでデメリットを改善することができます。用途に応じて使い分けましょう。

遮熱・保温レースカーテン

手持ち感のある生地など、厚みがあることで遮熱・保温効果が生まれるレースカーテンは、窓を経由した熱の循環を妨げることで効果が生まれます。そのため、エアコンの冷暖房効率が上がり、電気代の節約にもつながるでしょう。遮熱効果のある糸を使用したレースカーテンや生地裏に光沢のあるレースカーテンは、日光を乱反射させて赤外線の侵入を軽減します。

●ララカーテンの遮熱レースカーテンは＞こちら

●ララカーテンの保温レースカーテンは＞こちら

遮像ミラーレースカーテン

織りや編みの密度が高い商品や、特殊構造の繊維「ウェーブロン」を使用し、気になる屋外からの視線をカットできるレースカーテンです。人通りの多い道に面した窓は人目につきやすいため、部屋の中が透けにくいカーテンを選びましょう。昼間見えにくくなるタイプと昼も夜も見えにくくなるタイプがあります。昼間のみ見えにくくなるタイプは、夜に照明をつけると外から丸見えになるので注意が必要です。

●特殊糸「ウェーブロン」を使用したレースカーテンは＞こちら

遮像レースカーテンとミラーレースカーテンの違い

「遮像レースカーテン」と「ミラーレースカーテン」の言葉の違いに明確な定義はないため、外から視線を遮るレースカーテンをすべて「ミラーカーテン」と呼ぶ場合があります。昼だけ視線を遮るタイプを「ミラーレースカーテン」昼も夜も視線を遮るタイプを「遮像レースカーテン」と区別していることもあるようです。また、「遮像」は厚地カーテンの光を遮る「遮光」と間違えないように注意が必要です。

視線を遮りたい場合には、そのレースカーテンが昼も夜も遮るのか、昼のみ遮るタイプなのか、時間帯を確認して選ぶとスムーズです。昼のみ視線を遮るタイプは夜に照明をつけると部屋の中がよく見えてしまうので、外からの視線が気になる場所でレースのみを吊る場合には昼も夜も視線を遮るタイプを選びましょう。

●ララカーテンの２４時間遮像ミラーレースカーテンは＞こちら

●ララカーテンの昼遮像ミラーレースカーテンは＞こちら

UV（紫外線）カットレースカーテン

UVカットレースカーテンは生地裏面の光沢の反射、生地の密度によって紫外線の侵入を妨げます。部屋に日差しをとりこみつつ、紫外線の侵入を軽減できるレースカーテンです。部屋の中でも家具や床、人の肌も日焼けします。高価な家具やお気に入りのインテリア、お肌の日焼け防止策として、約90%以上のUVカット効果があるカーテンを選びましょう。

●ララカーテンのUVカット率90%以上レースカーテンは＞こちら

シームレス（ヨコ使い）のレースカーテン

シームレスのレースカーテンは、縦方向の縫い合わせ（継ぎ目）のないカーテンです。幅の広いカーテンでも継ぎ目ができず、美しくきれいな仕上がりになります。特にデザインや細部にこだわりたい窓、お部屋におすすめです。大きな窓の場合にはオフィスや飲食店など、大きな窓に使うとよいでしょう。

●ララカーテンのシームレス(ヨコ使い)レースカーテンは＞こちら

防炎レースカーテン

繊維製品は燃えやすい性質がありますが、難燃糸を使用したり、燃えにくい後加工を施したりすることで炎が燃え広がりにくい特徴をもったカーテンです。高層マンションや公共施設、店舗、病院などでは防炎ラベルのついた防炎カーテンの使用が必須なため、カーテンを使用する場所や窓で防炎品が必要かどうか事前に確認をします。

また、安全性の観点から一般住宅でも防炎レースカーテンを選ぶ方が増えています。特にキッチンなど火を扱う場所の近くの窓には防炎レースカーテンを選ぶと、万が一火事になった場合に延焼拡大を遅らせることができます。※全く燃えないということではないので、一般的な火災対策は必要です。

●ララカーテンの防炎レースカーテンは＞こちら

レースカーテンのみのコーディネート例3選

レースカーテンのみのコーディネートは、おしゃれなインテリアとして人気です。以下にレースカーテンのみを吊る際のポイント・コーディネート例3つとおすすめ商品を紹介します。

アースカラーのレースカーテン

緑や茶色、ベージュなどの自然に存在する色をアースカラーと呼びます。落ち着いた色のカーテンは、日本に多い木造の住宅、ナチュラルテイストのお部屋、和室などに合わせやすいデザインです。日中は光が入ることでやさしい色合いになり、夜は落ち着いた雰囲気を演出できます。時間に応じてカーテンの色の変化を楽しめるでしょう。

グリーンに囲まれたお部屋に仕上がる【リーフフラ】グリーン

ナチュラルな素材感の生地に葉っぱのシルエット柄をプリントしたデザインカーテンです。グリーンには癒しの効果があります。

落ち着いた印象を与える濃色【ボイルシャリアサライク】ブラウン

重厚感、安心感を与えるあるブラウン系のボイルカーテン。濃い色は目の錯覚で思ったより圧迫感を感じないという効果があります。ボタニカルテイストやビンテージテイストのお部屋に似合います。防炎付きで高層マンションなどにもご利用いただけます。

ポップなデザインのレースカーテン

花柄や星柄などのかわいいデザインや、ポップな色のレースカーテンは子供のいる家族のインテリアに最適です。ビビットなカラーやパステルカラーはかわいい雰囲気を楽しむことができ、年齢性別問わず人気のネイビーやベージュなど落ち着いたカラーであれば中高生まで長く使うことができます。

ビーズカーテンのようなデザインプリントボイルカーテン【ボイル ドロップビーズ MIX】ミックス

さまざまな色がつらなったビーズカーテンをモチーフにしたボイルレースカーテン。窓辺でキラキラ輝く、お部屋の主役になるデザインです。元気なイメージに仕上げたいときはカラフルな配色がおすすめです。

星柄に青色が珍しい、機能性つきデザインボイルカーテン【ボイル ほしぞら】ブルー

明るい夜空と雲をイメージした青地に星座と星座の名前を英語で描きました。星柄は人気の柄ですが、地がカラーになっている点が珍しく、目を惹きます。青色は幅広い年齢層に好まれる色です。昼間外からの視線を遮る効果があります。

定番色・白いレースカーテン

白のレースカーテンは、部屋に清潔感を与えます。よく使用される白系やアイボリー系の壁になじむ色でまとまりのあるお部屋に仕上がります。遮像ミラーカーテンなど機能性が付加されたタイプも多いので、レースカーテンのみ吊る場合で機能性も重視したい場合には、白色から選ぶと選択肢が増えます。また、日差しの強い方角では日光によって部屋が明るくなるため、照明をつける時間が短くなります。

とにかく機能性がたくさんほしい方へ【ボイル シャネツミラー フェクト】ホワイト

少し横方向に柄の入った白いボイルカーテン。どんなインテリアにもあわせやすいシンプルなデザインです。防炎・24時間遮像ミラー・遮熱・保温・UVカット70%以上・花粉対策と豊富な機能性が特徴です。遮像効果が高く、お部屋から外もほとんど見えません。

リーズナブルで柄のあるレースカーテン【UV24フォース サークル】ホワイト

レースカーテンで人気の機能を備え、デザインのある人気のレースカーテンです。白色なので主張は控えめ。北欧にも、モダンな空間にもなじみます。機能は、昼夜遮像ミラー(外からお部屋の中が見えにくい)、UVカット率90％以上、省エネ効果(遮熱・保温)があります。ララカーテンの中ではリーズナブルなお値段も魅力です。

風水も意識して快適な暮らしを

窓は外と部屋をつなぎ、気の通り道になるため、気の流れを大切にする風水においてカーテンは重要なアイテムです。寸法が合わなかったり、色あせていたり、汚れいていたりするカーテンは悪影響になるので注意が必要です。

特に、風通しなどを重視する方角にはレースカーテンが効果的です。例えば、仕事運と関係の深い「東」には木の気を持つ青系のカーテンを吊ることが効果的で、その中でも風によって木がそよぐ風景を連想させる、軽いレースカーテンが良いといわれています。

風水の考えにあわせた色のカーテンを吊ることは、その運気アップを確約するものではありませんが、カーテンの丈を揃え、清潔に保つことが丁寧で快適な生活につながるので、日頃から心がけるようにしましょう。

まとめ

レースカーテンは機能面に優れているのに加え、色柄の種類が豊富であるため、インテリアとして幅広く利用できます。部屋に応じて適切なカーテンを選ぶことで、レースカーテンのみでも快適でおしゃれな生活を送ることができます。

ララカーテンでは、オリジナルデザインレースカーテンやボイルカーテンを多数用意しています。日本国内縫製で丈は1cm単位で指定が可能。細かな仕様にもこだわり、特別仕様にも柔軟に対応しています。また、「思ったよりも安かった」とのご意見をいただく商品も多く販売中ですので、レースカーテンを購入する際はぜひご利用ください。

※掲載価格は2022年4月現在のお値段です。対応サイズの見直し等で価格が変更となる場合がございます。

＞カーテンの購入はこちら